わがままカメラ選び (ボディ編)

コンデジから一眼(SLR)に興味を持った人に向けて書いているので、今回ももちろんSLRについて。

わからん人放っときますよ。いちいち説明しませんよ。義務教育やないねからね
©テント

例によって中途半端なニコンバイアスがかかってることはお含みおき願った上で。

マウントについて
どれだけ良いレンズとボディを持っていようとマウントが合わなきゃ使えないので、これから一眼を始めるにあたってマウントの選択はかなり大きな意味を持ってたりします。
# 世の中にはマウントア∥≡≡≒≒÷::∃(がりがりぃ~)

目的や好みに合わせて多種多様のレンズを選べるのがSLRの強味。誰かに譲ってもらったとか何かこだわりが無い限り、選択の幅が広い、つまりメジャーなマウントを選んでおけば間違いは無いでしょう。いずれにせよα7000以後の急激なAF化で全てのメーカーが何らかの形でマウント変更を余儀なくされてます。「不滅のFマウント」なんてエラそうなニコンでさえ、60年代のオートニッコールは最新のデジカメに使えない(壊す)なんて事があるので、世間で言われるほど大した事はないです。Ai仕様ならMFのレンズをAF機にはめたり逆にAFのレンズをMF機で使ったりなんてことがいとも簡単にできるのは大したものですが、これもAFのGタイプレンズは例外。でもって近年はAFレンズのGタイプ化が進んでるときたもんだ 🙁
サードパーティのレンズは、メジャーなマウントなら数はともかく大概は対応版が出るんであまり心配は無いです。最初に買ったカメラが実質的にその後のマウント(レンズ)を縛るので、買う前に落ち着いてよく考えましょう。

大きさについて
今までSLRを持ったことが無いなら、まずとにかく店頭で触りましょう。自分で撮ってるうちにいずれ気付くと思いますが、「写真は真実を写さない」ので、ただ安いからと言っていきなりオークションや通販に飛びつくのは無理無茶無謀。<このことは大きさに限らない

さて、実際に使う状態で構えてみて、手に馴染むのが良いボディ。重心をレンズに持って行かれたり逆に無理な姿勢でないと構えられないのは、わかってて使う分には構いませんが何がしかのストレスを生む元になるもの。
で、良さげなボディを見つけたら、もう1サイズ上の物も触ってみて下さい。意外に持ち難くないことに驚かれると思います。

重さについて
軽い方が邪魔にならず疲れなくて良いのはもちろんなんですが、個人的にはちょっと重いくらいの方がむしろ手ブレ防止になって良い、ような気がします。もっともこれはいきなりNikomat FTなんて当時でも重い部類のボディから入ったせいで、シャッター切る時につられて傾かないよう、気持ち持ち上げるような癖がついちゃってる事も関係あるかもしれません。軽いと逆に、本当に持ち上がっちゃうんですよね :hammer:
カメラ持つために筋トレするようでは本末転倒もいいとこですが、大きいカメラが実際持ってみると数字ほど重く感じないのも一度試してみて欲しいですね。
シャッタースピード
意外と見落としがちなのですが、普通の条件で撮ってて1/4000とか1/8000なんて超高速シャッターを切ることはほぼありません。切って切れなくはないけど、絞り開放にして被写界深度を思いっきり浅くするとか画質落としても感度を上げるとか、無用のデメリットの方が目立ってきます。
# この辺の事はまたいずれ書く・・・かもしれません
連写性能
これも意外に見落とされがちなんですが、フィルムカメラならどれでも一巻撮り切るまで連写できる(もちろん自動巻きの話)ところを、デジカメだとメディアへの書き込みが追いつかなくて、例えば我がD100なんかjpg撮りでも6枚目でお手上げになってしまいます。
# もちろん新型機ほど改善されてます

連写の速度も結構重要。平均的なのは3枚/秒あたりでしょうが、のぞみの通過を撮ってるとそんなもんじゃとても足りゃしません。かと言って速くなりすぎると今度はブラックアウトの方が多くなって結局追い切れなくなります。経験上むやみやたらに連写しても屍の山が築かれるばかりで、一発勝負に賭けた方がまだまともに写ってるものです。

画質・画素数
白飛び黒潰れの問題は新型ほど改善されてるようですが、相変わらずカラーフィルムほど耐性高くはないので過信は禁物。
画素数についてはA4とかそれ以上に大伸ばしするんなら別ですが、webに上げるのがメインなら1600×1200のLサイズ壁紙として192万画素もあれば充分。ただまあ撮って出しよりはリサイズだけでもレタッチしてやった方が見栄えもするし扱い易いんで、そういうマージンを取っておく意味ではより画素数が多い方が使いでがあります。
もちろん画素数は増えるほど1枚のファイルサイズも肥大するので、処理するPCにもそれなりの能力が求められるのは言うまでもありません。
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