ガールズ&パンツァー劇場版 (後半戦)

後半です。前半は こちら

大学選抜チームの装備は基本的に朝鮮戦争期の国連軍。対30台の殲滅戦に大洗の(しかも世代遅れの)全8両でどうするんだ、と思わせておいてこれまでの対戦相手が助っ人に来るのは、もうこの種のスポ根ものでは定番の展開ではありますね。
# 廃校決定通知から試合に至る時系列はもう少し明示的に整理してもらわないと、ギャグ漫画でもかなり無理がある気はする

まず高地の奪取戦から始まるのはセオリー通り。・・・と思わせておいて、早速文科省の力技が炸裂! なんぼ監督官庁でも「それ」を持ち込むのは大人気ない上に無理筋もいいところだろう(笑
おかげで取った高地もあっけなく放棄させられて退却戦から遊園地内の市街戦へ移る訳ですが、この退却戦がまた戦車道で人は死なないのに、もう死ぬ勢いで弁慶の立ち往生をやらかすんだから酷い(褒め言葉)。
にしても今回ノンナのIS-2って、序盤にM3吹っ飛ばした以外ロクな見せ場無かったような気がするなぁ・・・精密砲撃はナオミの見せ場だから仕方ないか。むしろ「頼れる同志」の方がよっぽど見せ場多かったのではなかろうか。

退却戦の途中での「あれ」を潰す戦い。だから戦車を飛ばすなってば (^^;
ムーミンとスナフキンもとい継続高校が出て来るのも本筋的にはこのシーンの為だったのだろうなぁ、と思料されるものの、他に出番がロクにない調整か妙にキャラが偏ってるせいで、知波単他の新キャラ全部食っちまってるのがまた恐ろしい。
にしてもえれェ好戦的なムーミンだな、おい(笑

後手で突入する大学選抜、こいつらがまたいつの間にかアレを持ち出して来ていて、名称同じアレと一瞬取り違える小ネタなんかもあったりするわけですが、敢えて言おう、

外道なり文科省 ヽ(`Д´#ノ

こっちのは一応戦車道のレギュレーションにはギリギリ入るんだろうけどね。

前半戦で単なる突撃バカだった知波単も少しは知恵を付けたらしく、地形を利用してより効率のいい肉薄攻撃を見せたりするのですが、むしろ大活躍するのはドゥーチェのCV33。アレとの戦いで殺られたはずでは・・・!!(注:死んでません) ってのは、アンチョビ戦を見ていればすぐ合点が行くものの、見てなくてもそう大した意味はないです。そんなことよりP40はどうしたw
もともと戦車道の競技で使う事を前提にしているだけあって遊戯施設もそれっぽいデザインの物ばかり・・・だからって、ジェットコースターにCV33(いやもっとなんだけど)載せてもOKってのは、どういう前提で設計されてるんだろう?

ま、まあ、ギャグマンガですから (小声

一方でまともな戦力になる連中はかなり呆気なく窮地に追い込まれる(文字通り)のですが、ここでパンジャン・ドラム1号が登場。(爆笑)
ノーコンで敵味方区別なく酷く混乱するところまで再現せんでも。おかげで仕切り直し。

映画村みたいなところでⅢ突がアンツィオの戦術をパクるシーン。
何べんか成功した後トリックがバレて撃破されてしまうのが一瞬の出来事で、予め気を付けて見てないと何でバレたのか全くわかりません。僕は3回目でやっと理解しました。確かにダメだこりゃ。

ダージリン様はアレの撃破が最期。かなり無茶な体勢からで、そんな状態で撃てるのか? って疑問は、正直そこに至るまでが充分無茶苦茶なのでもうどうでも良いのでした。

ここまででも充分お腹いっぱいになるのですが、大洗以下略連合の主将級が倒されるようになると、ようやく巻きが入ってきます。ダー様に比べたらケイなんか “oops! 😡 ” で終わりだもんな。

もちろん最後まで生き残るのはお約束通りの面々。シメは見てのお楽しみってことにしておきますが、特筆すべきは

ま た パ ン ジ ャ ン ド ラ ム か !! 😮

設備を見てどうも既視感というか嫌ーな予感はしていたのですが。ネタの二度漬けもいいところだ。どちらの戦果にもほぼ与しないところまで再現すんなってば。

最後にまとめます。
「たった2時間にこんなに詰め込むな、バカ!!」
ええ、褒め言葉ですとも!! ヽ(゚∀゚)ノ

追伸)
既にでは「ディレクターズ・カット」が存在する可能性を指摘されていますが、私もまったく同意見です。
一日でも早いDVD(BD)の発売を望みます。
家で見る分には思う存分泣ける。

(12/20追記)
本編の関連記事は以下の通りです。
http://tsubame-jnr.bglb.jp/noriho/archives/75326
http://tsubame-jnr.bglb.jp/noriho/archives/75358

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