風が吹くとき

ヘパイストスは泥から彼女の形をつくり、パンドラは神々から様々な贈り物(=パンドラ)を与えられた。アフロディテからは美を、アポロンからは音楽の才能と治療の才能を、と言った具合にである。そして、神々は最後に彼女に決して開けてはいけないと言い含めて箱(壺とも言われる)を持たせ、さらに好奇心を与えてプロメテウスの元へ送り込んだ。パンドラを見たエピメテウスは、兄であるプロメテウスの忠告にもかかわらず、彼女と結婚してしまう。そして、ある日パンドラはついに好奇心に負けて箱を開いてしまう。すると、そこから様々な災い(疫病、悲嘆、欠乏、犯罪などなど)が飛び出し、パンドラは慌ててその箱を閉めるが、既に一つを除いて全て飛び去った後であった。最後に残ったものは未来を全て分かってしまう災いであり、人類は希望だけは失わずにすんだと言われる。こうして、以後人類は様々な災厄に見舞われながらも希望だけは失わず(あるいは絶望することなく)生きていくことになった。
(ギリシア神話, wikipedia「パンドラの箱」から引用)

これが転じて「希望が残った」と解釈されているようだけど、さて、今回閉められる(とされる)パンドラの箱には何が残されるのかね?

多分またいつもの悪趣味な狼少年ごっこじゃないのかな。
正直あそこには煮え湯を飲まされたこともあるし、それを横に置いてもほとんどロクな目を見たことがないから、真実閉鎖になったところで一向に構わない。忌々しいけど閉鎖になったところで第二第三の「あれ」ができるだけのことだし。

なぜああも騒ぎになるのか、理解に苦しむ今日この頃。

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