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高校日本史、なぜ今「必修化」? 元々なぜ必修でないのか – 暮らし (朝日新聞)

高校における日本史必修化の是非なんかよりも、小学校でやった時代を何度もなぞった(深度の違いは有るだろうが)挙句、結局小学校で縄文時代から始めて高校卒業までに江戸時代まで来ればいい方の、教育課程全体の中での日本史の教育内容を根底から組み立て直すべきじゃないでせうか? 😕

特に奈良・平安時代に至っては古文でやる内容とほとんど変わらないし。もっと言えばそれ以前だって日本書紀か古事記の孫引きじゃないか。

以前「遡る日本史教育」を提唱していた学者がいたはずだけど、あれ結局どうなっちゃったんだろう。日清戦争~第二次世界大戦あたりが政治的駆け引きに絡んで結局できないんだろうか。だったら「初めから教科書にも書くな」って言いたいな。

義務教育では父母・祖父母との関わり合いの中で見えてくる範疇、せいぜい明治か戦国時代劇を普通に見られる程度のところまで知っていれば足りると思うのです。それより昔は教養を深める意味で高校以降に教えればいい。これこそが「今を生きる日本人」に必要不可欠な知識ではないでしょうか。今の教育内容では日常生活にほとんど関わりのない縄文以前から戦国時代辺りまではやたらよく知ってるくせに、自分がなぜ今ここにいるのかまったく知らない変な人間ばかり量産しているのではないかと、それが気になって仕方ないのです。
晩婚化・核家族化がここまで進んだ現在において、自分の祖父母が何を為したか知らないってのは、国云々以前に一人の人間としてどうかと思うのですよ。直接家庭内で聞くだけでは一方の当事者による断片的な情報に過ぎず客観性や正確さを欠く(=自分で考える機会を奪う)し、その弊害が各所に見られる民族・宗教紛争や差別なんじゃないでしょうか。

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