そのSNSは赤色巨星か白色矮星か

mixiに、同級生、先輩、後輩など、学校つながりの友人をmixi上でみつけやすくする新機能「mixi同級生」が追加された。学校のつながりを活用したアプリケーションも提供されている。

mixiで同級生や母校の友人を探せる「mixi同級生」開始–同窓会アプリも (CNET Japan)

既にユーザ作成のコミュニティが稼動していて、そこそこ以上の規模になるとまったく同じ趣旨のいわゆる重複コミュが雨後の筍の如く乱立する現状に、更に追い討ちをかけるのがいいところではなかろうか。
かつて「ゆびとま」が設計と運営の二重の瑕疵から spam の温床になったことを思えば、同じ轍を踏まないかの方が気がかり。

一時の熱も冷めてしまって、コミュニティも放置状態。ニュースにしても引用転載 (しばしば遅れる) を待つまでもなく提供元から直接購読しているし。
所属人数に反比例して得られる情報が薄くなっていくのは口コミに類する集団にはつきもので、 mixi のコミュニティも結局このパターンの例外ではなかったように思われます。他人のことを言えた義理ではないけど、個人の日記に至っては主観と客観が混在していて情報源には甚だ頼りない。

またどれだけ参加人数が増えようと、一定以上の人数は良くて単なる ROM 、うっかりすると単なる雑音 (荒らしないしspam) にしかならないように見えます。新しい「つながり」を開拓したい欲求があっても、早い段階で行き詰まる。
人間が知識あるいは技術の面で成長する生物である以上やむを得ない事で、コミュニティが形成されて時間が経つほど後発の参加者は余分の努力を要求されるのが常。また、参加者増大は平均レベルの希薄化と表裏の関係にあって、希薄化が一定以上に質の低下を招くと堪えられなくなった者から逃散が始まる。
# これも他人のことを言えた義理ではない

    比較的よくありがちなスレッドの一生

  1. スレッドが立つ。
  2. 技術のある人間がAAを提供して盛り上げる。
    感動を求めて人が集まってくる。
  3. オリジナルAAを書ける人間が乗ってきてさらに盛り上げる。最盛期。
  4. 盛り上がりに乗じて何も書けない**と**が寄ってきてスポイルする。
    彼らの無駄な愛着が逆効果を及ぼし、スレッドのレベルが著しく低下。
  5. 飽きて大勢が去っていき、行き場の無い**と**が残される。
    低レベルな自慢・偏見の陳列、煽りあい、無駄な罵倒、
    いわゆる「2ちゃんねる用語」を多用したお寒いレス等々が並ぶ。
  6. 煽りと罵倒しか出来ない**まで**同士の空疎な煽りあいに飽きて去る。
  7. 何も提供できない**が過去の栄光の日々を夢見て空ageを繰り返す。
    脳死状態。

(伏字引用者)

2ch や mixi に始まった話でも何でもなくて、太古の昔から比較的近年でもニュースグループやらメーリングリストやら、どんなコミュニティでも全世界的にほぼ例外なく見られた現象だったのでした。ここ暫くの矢継ぎ早のサービス改定はそうしたパターンからの離脱を図ってなのだろうけど、やらずもがなのサービス追加で赤色巨星化しているように見えるのは気のせいでしょうか。追加するサービスも何だか他所から安直に取って付けたような物ばかりだし、だったらいつ放り出されるか解らないとこより開発元で直接サービスを受けた方がマシ。事実mixiミュージックはサービス開始からそう何年も経たずに今月で終了だし、mixiツールバーは用のない (と言うか既に入ってる別の物と被る) 抱き合わせ品のみの提供になってしまったし。

対してサービスの内容を局限しているのが ++RAIL で、名が表すように対象を鉄道趣味に限っているのですが、こちらはこちらで白色矮星的な臭いを感じるのがどうも気がかりではありますな。
# サービス局限は開発の限界かも知らんけど :-p

ただしこちらもやっている事は mixi と大差なく (使ってる CMS からして同じだし)、人数が増えれば流れる情報や交流関係が希薄化・劣化するのもご同様。重複コミュニティが乱立するのもまた同じ。もともと鉄道マニアといふ人種は比較的クローズドな世界に生息する事を習いにしているせいもあってかあまり対人交流を得意としない傾向を持つのですが、同類同族の中にあっても遺憾なくその特質は発揮されていて、少なくとも情報収集の点では普通に専門誌を買った方が良かったりする事がままあります。

YouTube や ニコ[動生] のコメントなんかも同類項でご同様。先月始めたばかりの last.fm についてはコミュニティや neighbours の探し方 (そんな物があるのかどうか) が大変ややこしく、まだ評価を下す時期にないのだけど、多分似たようなもんでしょうねえ。

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